カバラ数秘術とは|現代数秘術との違い

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数秘術にはいくつかの系統があり、そのなかでもよく名前を聞くのがカバラ数秘術です。神秘的な響きから「現代の数秘術とは何が違うの」と気になる方も多いようです。この記事では、カバラ数秘術がどこから来た考え方とされるのか、そして現代数秘術(ピタゴラス式とも呼ばれます)と、系譜と計算の面でどう違うのかを、なるべく丁寧に整理します。数秘術は科学や統計ではなく、自己理解のきっかけとして楽しむ教養・娯楽ですので、その前提でご覧ください。

自分の生年月日から出る基本の数字がまだ分からない方は、先にライフパスナンバー自動計算ツールで確かめておくと、この記事の計算の話を具体的にイメージしやすくなります。

目次

カバラ数秘術とは

カバラ(Kabbalah)とは、もともとユダヤ教のなかで受け継がれてきた神秘思想を指す言葉とされます。ヘブライ文字の一つひとつに数の価値が結びついているという考え方(ゲマトリアと呼ばれます)や、「生命の樹(セフィロト)」と呼ばれる図式などが知られています。こうした思想的な背景を土台に、数字から意味を読み取ろうとする占術が、日本で「カバラ数秘術」と呼ばれているもの、と説明されることが多いです。

ただし、古くからのカバラ思想そのものと、現在「カバラ数秘術」として紹介されている占いが、どこまで直接つながっているかについては諸説あります。名前を借りつつ、後の時代に独自に発展した部分も含まれるとされ、ここでは断定を避けて、「カバラの流れをくむとされる数秘術」という距離感で見ていきます。

現代数秘術(ピタゴラス式)との系譜の違い

現在もっとも広く親しまれている数秘術は、古代ギリシャの数学者ピタゴラスにちなんで「ピタゴラス式」と呼ばれることがあります。ただし、私たちが今使っている形に整えられたのは比較的最近で、19世紀から20世紀にかけての欧米で体系化が進んだとされます。アルファベットに1〜9を割り当てて名前を数値化する方法などは、この現代数秘術の流れに位置づけられます。

一方のカバラ数秘術は、ユダヤ教の神秘思想やヘブライ文字の伝統を源流とするとされ、たどってきた歴史の道すじが異なります。ざっくり言えば、現代数秘術はギリシャ由来の数の思想を近代に整理したものカバラ数秘術はヘブライの神秘思想を背景に持つもの、という系譜の違いがあると語られます。もっとも、両者は長い歴史のなかで影響し合ってきたともいわれ、はっきり一本の線で分けられるものではない点にも注意が必要です。

また、カバラでよく取り上げられる「生命の樹」には10の位置があるとされ、そこに1から10までの数がふられていることも、数への意味づけと結びつけて語られます。文字や図像に数を重ねる伝統を背景に持つ点が、アルファベットに1〜9を割り当てるだけの現代数秘術とは味わいの異なるところ、と説明されることがあります。ただしこのあたりの解釈も一通りではなく、資料によって語り口が変わります。

計算方法の違い

計算の面での分かりやすい違いは、「何に数字を割り当てるか」です。

現代数秘術では、ラテン文字(AからZ)に1〜9をくり返し割り当てて名前を数値化したり、生年月日の数字を足し合わせたりして、最終的に1桁の数へまとめます(途中で11・22・33が出れば、マスターナンバーとしてそのまま残す流儀が知られています)。たとえば生年月日で計算する場合、1990年6月15日生まれなら、1+9+9+0+6+1+5 = 31、続けて 3+1 = 4 となります。マスターナンバーの扱いについてはマスターナンバーとはで詳しく説明しています。

これに対してカバラのゲマトリアでは、ヘブライ文字は22文字から成り、その一つひとつに固有の数価が定められているとされます。値は1〜9のあとに10・20と続き、さらに100・200と桁が上がっていく形で割り当てられ、単語や名前を構成する文字の数価を合計して読み解く、と説明されます。ラテン文字に1〜9を循環させる現代数秘術とは、数字の割り当て方そのものが異なるわけです。

ゲマトリアの特徴は、合計した数価が同じ言葉どうしを、意味の上でも関わりがあるものとして眺める点にあるとされます。数の一致を手がかりに言葉と言葉を結びつけていく、という発想は、名前や生年月日を1桁の数にまとめて性格を読む現代数秘術とは、着眼点がかなり異なります。同じ「数秘」という言葉でくくられていても、何のために数を出すのかという目的からして別物、と考えると整理しやすいでしょう。

なお、日本で「カバラ数秘術」として紹介される占いには、名前ではなく生年月日を一定の手順で計算し、1〜9のいずれかの数を導くタイプの解説も多く見られます。この場合、11・22・33を特別扱いしない(すべて1桁まで還元する)流儀もあり、たとえば合計が33になっても 3+3 = 6 まで進める、といった違いが出ることがあります。同じ「カバラ数秘術」という名前でも中身の手順は一通りではないため、解説を読むときは、どの計算方法を採っているかを確かめると混乱しにくくなります。

どちらで見ればよい

系譜も計算も違う二つですが、「数字にはそれぞれ意味があり、そこから自分や物事を読み解く」という土台の発想は共通しています。どちらが正しく、どちらが優れているという性質のものではなく、好みや、手に取った本によって入り口が変わる、という程度に考えておくとよいでしょう。

これから数秘術に触れてみたい場合は、計算ツールや解説が豊富で、名前からも生年月日からも試しやすい現代数秘術から入る人が多いようです。数秘術全体の成り立ちや数字の意味は数秘術とはに、計算の手順や流派による違いは計算方法まとめにまとめていますので、あわせてご覧ください。

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当サイトの運営者です。数秘術の計算方法と数字の意味を、出典と計算過程つきで整理しています。記事は複数の文献・公開情報を照合して作成し、誤りは訂正履歴を残して修正します。

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